青い花の花びら

*「トウメイなヤミ」とは*


 このホームページのタイトルとした、「トウメイなヤミ」という言葉は、琴子さんが選んだ言葉です。
 「透明」?な「闇」?ってどういうこと?と私も最初思いました。琴子さんが書いた詩の中に、その答えがありました。以下にその詩を掲載しますね。(緑風菫 2007年1月)



 トウメイなヤミ  

真っ暗で何も見えない
闇とヒトは表現する
でも
これは本当は闇じゃないの見えないのではないから
だって黒い色 認識してる
視覚を失うことは黒しか認識できなく成る事
それとは違って意味する闇は
真っ暗じゃない
黒じゃなくて、明るいの
明るくて、全てが透明
まぶしくて透明で、そこにあるのに
感じることがデキナクナル
あるのはワタシそれぞれの影たち
動き回る影の映りで、そこに“ある”なにか
有るような、でも透明でわからない、感じることが出来ない

それがヤミ
全てが透明で まぶしくて見えない
あることがわからない
認識できない
感覚麻痺・・・
ヤミと闇は違う意味
透明なヤミ
ヤミの中
ずっとずっと・・・
ひとつの決心
抜け出す手段・・・
いつにするのか
さあ・・・



 トウメイなヤミ 2   

気配がして そこにある
腕を伸ばす 伸ばしても透き通る腕
どこへ伸ばした どこへ手を差し出した
何も触れない感じない ただあるという気配だけ
そこへ入っては行けない ココロたちの集う気配
どこなの 近くにいるのに 遠い こんなにも
はじかれるように遠のていく
そしてまた、わたしだけになる ワタシの気配だけ
静まり返った透明な世界
まぶしいほどに 光り輝き
まぶしくて 何も見えない
また 気配を探して手を伸ばすだけ
答えてくれる手を期待して
答えないこと 知っているのに
止まらない 腕が探す

透明なヤミの中
どこまでも
どこまでも
まぶしくて
全てを忘れて寝むりにつくこと
それすら出来ない
ヤミの中・・・

 


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