世界〜リンク

使者に連れられて
次の世界の前に命の3つの世界を巡り
スペクトラムをめぐって
選択に迷いながら
意識の断片と記憶のかけらをさまよい続ける
とまどい
迷い
絶望
仕合せ
光と影
すべてが一対の世界
かけらをさまよい続ける

ふと
垣間見た風景
使者たちが飛び交う光の雲の中
レクイエムが聞こえる
大きな樹のもとで
イヴがいる
その誕生と死
それが守る大きな樹が見える
それを大きく映す大きな光の輪
樹には命の玉が実り
イヴはそれを護り
選ぶべき者たちに選ばせて
その度にかすんでゆく
世界の樹を護り育てていくさまを見て
そのイヴの最後
世界に響くレクイエム
世界は水がつかさどる三界につながり
使者と垣間見た世界とスペクトラムと交差する
光が世界樹を映して
広がる
使者たちが舞う
それぞれの護るきらきらを乗せて
そして世界へと旅立っていく
旅立ちの場所
スペクトラムと命の織り成す場所
聞こえるのはレクイエム
今まで見たすべてをリンクして
イヴの最後を包み込む
きらきらは見る
ここから｢世界｣へ行く世界を
記憶のかけらも交差する
今までのすべてが織り成す場所
世界
すべてをリンクして
生と死をつかさどる
垣間見た
世界

いまはまだ
垣間見ただけ
いまはまだ
でも
いつか
ここにくる
そして
向かってゆく
果ての先から
使者とめぐり選んだ
次の世界

きらきらは夢を見る
イヴの奏でる
レクイエムの中で
次々に訪れる「これから」たち
ひとつずつイヴと語る
選ぶものと選ばず消えてゆくもの
イヴはゆれる
そしてレクイエムに包まれる
そして
樹の元に
小さな小さな次の守護
風が揺らす
きらきらの世界樹の
そよ風の中で
今はまだ夢
いまはまだ

せかい
すべてをリンクする場所
せかい
すべてであって
すべてでないもの

光の中
きらきらはまた
記憶の断片へと
さまよっていく
せかい
いまはまだ
意識のかけらの中
せかい
果てから向かっていく場所
光と影の
生と死の
すべてのリンク
いつか
来る世界
使者の羽が舞う
きらきらたちがゆれる
いつか
向かって
今は
記憶のかけらの中で