幸福の条件

「対・対照〜幸福の条件」に寄せて

幸せ
人は誰でも願う
そうなりたくて
日々過ぎていく
幸せ
なんだろう

すべてが一対の世界
光があれば
必ずある影
裏があるから
表がある

幸せの引き換えに
不幸は必ずある
今幸せですか
幸せなら
どこにその｢対｣となるものが
気づかないのならそれでいい
それも幸せ
引き換えてしまった
何かを忘れてしまえることも
それがたぶん
最高の仕合せ
一対の樹
それが語るものは何

しあわせは
それが必ず訪れると信じること
信じられる仕合せ
でも
必ずどこかに裏切りが
対になって訪れる｢裏｣が

幸福の条件
仕合せの引き換え
何を引き換えましたか
仕合せ
その影に
何が隠れているのか
幸福の条件
一対の樹が語るもの
幸せの引き換えなしに
感じられる幸せを探して

忘れないで
すべては
一対でやってくることを
でもどこかに
引き換えなくてもいい幸せも
ありうると

幸福の条件
それは
なんですか
あなたにとって
なんですか
樹は語りかける

しあわせ
それがあると信じること
なんだろう

ある人が言った
幸福の条件
引き換え無しに
裏が無く
得られる
そういう力があるという
誰もが願えば訪れるという
仕合せ

「人に愛されること」
「人に褒められること」
「人の役にたつこと」
「人に必要とされること」

これが
最高の仕合せ
どこかにある
最高の
仕合せ

幸福の
条件
樹は問いかける
幸せの
あなたは今
幸せですか
と
一対の対照の姿をして