白い鳥が球体を包み込む姿

永遠の片思い〜

「永遠(とわ)〜愛」に寄せて


どれだけ言葉を掛けたろう
どれくらい尽くしたろう
あまりに遠すぎて
疲れてしまった

いくら尽くしても
あなたが私に振り向くことは
永遠に来ない
何時こっちを見てくれるだろう
何時私がここに居ることに
気づいてくれるだろう

こえがする
永遠にありえないんだよと

なにもいらないから
ただ気がついてくれるだけで良いから
振り返ることの無いあなたのために
永遠に声をかけ続ける
言葉に何時しかならなくなった言葉
動かなくなっていく手足で尽くし続けて
もうどれくらい

諦めと絶望の中
まだ愛し続ける

振り向かれることの無い愛の投げかけ
なにもいらないから
おねがいそばにいて
遠くに行ってしまわないで


無償の愛
ムショウノアイは
永遠の片思い
振り向かれることの無い
悲しい恋愛
ただ尽くすだけ
気づかれることの無い


そして今日も
明日も明後日も
永遠に続くだろう
続けるのだろう
返ることの無い
愛を
投げかけ続けるのだろう
包み込むように
無償の


振り返ることの無いもの
それを求めることの無い永遠の片思い
わかっていても求めてしまう悲しさ
包まれたいと
そういうものに
そうしてイバショと安堵を
其処に求め続ける
永遠の片思い
夢を見る
無償の愛が
包んでくれている
そんな
いつかを

お願い誰かと
今日も求めながら
おかしいね
投げかけても戻ることが無いから
無償の愛なのに
振り返って包んでくれることを期待してしまう
そうして愛が存在する幻想を
何時までも追い続ける
何時までも夢を見続けるのだろう
愛を投げかけ続けて
そうするうちに
いつか私にも無償の愛が降り注ぐ日を
ありえない
永遠の片思いを
ムショウノアイ
絶望を抱いて



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