流転  05/12/10


みんな同じ
同じはず
はみ出たら
異物は排除

なんて
それが
世の中には強いんだろう
いくら合わせようとしても
いくらマネとマニュアルでも
ほんのその場の気分で消える
覚えた事に
いくら添って行動しても
その場の何かでみんな変わる

“所属”しなければいけない
書類
それが
鎖を創る
何処かの所属している“セキ”が
無い者には
何も無い

所属したばかりでは
まだ解らないから
そう
まだ許しがある
それが 時間がたつと
消えてなくなり
進歩がないと 使えないと
所属した集団を壊す物
そう変化して
そうならないようルールに沿っていても
そのときの何かで全く違う条件
ルールに沿っているはずが
外れていく
そして
壊して行く破壊者
レッテルが貼られて
“ワルイ”はこっちに向けられる
長く居ると
壊していく物になる
だから
所属できない
だから
ひとつの所に長くいること
それがいくらそう有ろうとしても
その労力が当たり前でない事を
誰も知らない

残された手段は一つ
そうなるまえに
流れていくだけ
だから
イバショのないものになる
イバショは最初からない
わかっている
わかっているのに
どうしても
まだ断ち切れない
まだ
そして
あるのは流転だけ

そして
どうしても欲しい“イバショ”へは
行くためには
“ヨノナカ“という物が
何とか許すカタチで
“消える”

どこかに所属しないといけない理由もわからないままに
鎖に繋がれ
ただ意味もなく
くるしい
イキクルシイ
息苦しい
逝き苦しい
生き苦しい
いき・・・

流転かイバショへ行くか逝くか
方法は2つ
どちらかをとるならば
もう疲れてしまった
還ろう
還りたい
ありえないバショ
あるはずのない場所
ココにだけは無いバショ

それがある“どこか”

“セキ”という鎖は
外れないから
流転
それが限界なら
“外す”
それしか
ないから


<日記>5年12月ごろ

5/12/○
 やっと、ソト子は、眠れるのかな クロ子は、・・・ ひとつの所に長くいると、難しいね 最初は知らないから仕方がない、 が、みんな同じ、協調、それが強い日本人、長くひとつところに居ると、 最初は知らないから枠にはまれないだけ、が、枠にはまろうとしないやつが悪い、 それをしようとしても出来ずに居る事は、誰もわからない、解ろうとはしない、 出来なければ、消えるだけ、消えるを望まれる、消えたいと思う、一致する、これでいい

5/12/○
 ソト子、今日は、外に行かなくていい、すごくホッとしている、ずっと苦しい、 月曜日、怖いね。頭痛と眩暈がつづく。クロ子、今日は忙しい、でも、休憩時間、 横になる事を許してくれたカノジョに感謝。ソボの御風呂、ソボの クロ子への内緒のお願い、 内緒、増えていくのが、苦しい

【選んだ理由】(さくら)

  自分がどこかにいていいんだと思えること。

  受け入れられ認められていること。

  それは誰もが求めるものだと思います。

  私自身の気持ちに近いかなと思って選んだ詩です。


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