イメージ   03/12/17


第一印象
それで全てが決まる
勝手に持たれたイメージ
それからずれていると解ったとたん
ヒトはそのヒトに対する態度を変える
迫害する 追放する
無視・・・
方法はいろいろ
イメージ
勝手に思い描いて
違うというだけで
拒絶
それがニンゲン だからニンゲン
血縁など関係ない
ただ一緒に住む便宜的な集団
そこではもっと残酷に
イメージされる

親という存在が子という存在に
思い描く将来の理想像
そこから外れる事を認めない
可能な限り力ずくで
あなたの人生を生きれば良いと
ほんとうなのかうそぶくだけなのか
縛り付ける 
意思を無視する
そして進む先を 思う方向へ修正
出来ないと解ると
無意識の底で 切り捨ててしまう

ニンゲンであるために
表面上保たれる“和”
ほんの少し
裏を見てごらん
底に渦巻く物

ニンゲンであるために
本心を隠して
さりげない追放
恐ろしい生物
笑顔に隠された残酷な心
与えたイメージ
それからずれる事は
迫害される存在と成る事を意味する

恐ろしい生き物
考えるという事 思考をもった動物
それがニンゲン
イメージする事が出来るために
どこまでも残酷になる
それがニンゲン
だからニンゲン

<日記>03年12月頃

ここのところ、睡眠時間を減らしている。夢を見ないように。今日は、仕事に行ったら、 又呼び出されるのだろうか。きのう、あのひとたちは、先生に、あとで話があるといっていた。 ヒソヒソばなし、お互いしていた。ワタシは蚊帳の外、同じ立場なのに許せない、聞こえたコトバ、 この研究室の人に限定すれば、ワタシのこと・・・?やっぱりどうしようもない存在・・・。誰も理解でき ないだろう、恐怖感に駆られてどうしようもない事から来る行動、それが気に入らないという、当然 だろう、手足がおかしいとか、はっきりした物ではないのだから、だから、ゼイタクでワガママとい うレッテルを、精神障害関係のヒトは、張られて世間からやっかまれるのだから・・・。そう、カゾ クという名の集団内においても・・・。

そして、今日も聞こえてくる声。ワタシが思うように食べられない、立ち止まれない どうしても苦 しくて出来ないから休憩時間も何かをしている、その分シゴトを進める・・。“同じパートとして”違 う事をする、休まない 気に入らない・・・聞こえたコトバと行動で、どうにもコントロールできな いワタシのこういう部分が気に入らないという事が、わかった。もう、時期が来たら、メイワクをこ れ以上かける前に辞めよう、もう 別に生きる必要性も感じないから。どこに行っても、カノジョで さえ、受け入れてくれるはずの存在といわれるカノジョでさえ、否定するのだから。出来るのにやら ないのだと。どうにも出来ない苦しみでいっぱいで、ニンゲンへの恐怖と不信感でおかしくなりそう なことなど理解しようともする気も無く。ただめいわくな存在、誰から見ても。だから、もういい の。もう、どうなってもいいの。


【選んだ理由】(菫)

  このウタを読むと「ニンゲン」って確かに不思議な生き物だと思います。「イメージ」すること ができなければ、「本心を隠し」たり、イメージからずれているからといって「態度を変え」たりすることはないでしょう。

  「イメージする事が出きるために どこまでも残酷になれる それがニンゲン だからニンゲン」 という発想もありませんでした。イメージするということを当たり前にしている私たちには出てこない発想なのかもしれません。 アスペルガー症候群の人から見た発想は、ニンゲンの本質が何かを教えてくれるきっかけになります。


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