いつわり 04/07/11
何か有るとき
みなに頼まれるとき
うれしいと感じることはおかしいことですか
私でも何か役がもらえると思って
うれしいから断わらずに引き受ける
そして
引き受けるとそのヒトの笑顔
心は知らない ヒトに感情ココロ裏がありすぎるから
でもそのとき一瞬であっても
笑ってくれる
そのときまでたとえ無視されていても
また笑顔が見たくて
そのヒトが ワタシがこれを引き受けて
つらくても 笑顔が見たくて
今までずっとそうしてきた
カノジョに対しても
“カゾク”という人たちに対しても
ワタシがそうすることでみなが喜ぶ
笑顔
壊したくない
こんなワタシでも笑顔 みなが
ワタシが断わらないことで
見せてくれる 喜んでくれる
偽善だったんだね
偽りだったんだね
ワタシは心を偽って
やりたくないことをやる
偽善の塊
卑怯もの 最低
きらわれるのが怖かった
疎まれるのが怖かった
何の役にも立たないでくの坊でいるこいつが大嫌いだった
これ以上嫌われたくない邪魔になりたくない
結果的に偽善者
いいところばかりを振りまく人たち
偽善者
ワタシもそうだった いつのまにか
昔からそうだったと
カノジョのため
介護を家事をイエの仕事を
ずっと無理でも何とか手伝って
苦しくてもやりとおして
その結果何も得られなくても
カノジョが作るもの
カノジョノがっかりした不快な顔不機嫌な態度
見たくなくて
必死で食べた
これも偽善者
断われない断わらない
これは弱い
弱くて臆病なだけだ
どうしようもない 臆病者のなれの果て
断わったときの相手の心
怖くてどうしようもない臆病もののなれの果て
偽善者
偽りの塊
最も憎むもの
わかった顔して余った幸せを分け与える人たち
大嫌いだった
偽りだらけの
偽善者
いつの間にか
むかしからずっと・・？
そうだったんだね
偽りの塊
汚らしい
ココロとカラダの
薄汚れた
偽善者がここに一人
ころせころせ
殺してしまえ
偽りの塊
こんなものは
いらないものだ
今まですべてが偽善者だ
嫌いといいながら
偽善者だ
殺せ殺せ殺してしまえ
こんなものに振り回されないように
もう振り回されなくてすむように
さあはやく・・・
朝からＩサンと折り紙、そのあと、Ｚさんと漢字や単語、数学の問題。それで１１時、漸く部屋に にげようとしたら、先生。明日いないから代わりに今日面接だって。Ｉさんたちのこと、断らない からじれったいって、もっと自分をかわいがれと？先生、あなたか言う“わたし”とは誰のこと ですか、根本のわたしはあなたの前にいつもいる、ちがう私が本当だと、カノジョたちのように言うのですか。
そして、いろんなこと、断れずに引き受けてしまうことが、その結果そのヒトが喜ぶことがうれ しいのは、偽善に過ぎないと。ワタシは偽善者、汚いからだと汚いココロ、そして偽善者、最悪な 、（わたしはわたしを）殺してやりたい。
じゃあ、ワタシが今までしてきたことは全部無意味。意味の無い生。いなくていいということ。そ のほうがカノジョも幸せ、先生も厄介者が減る。私も汚いから早くやめたい、なんて利害の一致で しょう。ここでもういいじゃないか。
もう無理して、壁を作ったり被害妄想で苦しんだり、ヒトの気配にびくびくしたり、そんないろん なこと、後、決まった場所に決まったものが無いとなんかがおかしくなること、変わっていると落 ち着かない、ヒトと共有できないもの、手袋と殺菌剤が無いと触れないもの、終わりにすれば、そ んなもの、もうさよならだ、もう・・・疲れた・・・
今までも３０年間ずっと厄介ものだったわけだ、何か頼まれて、無理でも何とかこなしてそのヒト が喜べばワタシなんかでも意味があると勘違いしてたわけだ。無意味で、厄介ものの偽善者。そし て、先生も、ワタシが、根本のわたしがかわいそうといった、ワタシがきらうからかわいそうだと 。ここでは先生、根本のワタシはわたしだよ、ああそうか、先生も、あの子が本当だと思っている んだね、みんなそうだ、私を認めるのは誰もいない、あの子を求めるヒトばかり、早く消してよ殺 してよ、わたしを殺してあの子にしてよ。半殺しでも閉じ込めれば、あの子が「しょうがないなあ」 なんていいながらきっと出てきててきぱきやるよ、誰もが望むようにね。
ワタシは、根本のわたしを先生は、こんなに時間かかったのに、見てくれなかったんだね、別のヒ トを・・・。そう、これはビジネス。あたしはもう、すべてをビジネスライクでいく、一刻もはや く死ぬことを考えながら。