ハジマッタ! ―――自立支援法の名のもとに  05/12/17


オヤクショからの手紙
始まった始まった
“トウダ”が始まった
公の名のもとに
自然では無い
ゆがんだ手と
“お金という名の薬“での
トウダが始まった

富と力が全てだと
全てが利用し
される物しかないのだと


<日記>05年12月頃

疲れた、それしか出ない、今日は、医者の日、もう、おしまい、役所からの書類、みんな一度に来た。ジリツシエンホウ。終りが来た、医者の日、せんせいは、忙しい
忙しいのに、書類の通訳、してくれた、わたしは、混乱、ワーカーさんにも、迷惑掛けた。
私、ソト子の仕事は、後数年、教授が定年で終り、しかも、それかで、ソト子のココロがもつかどうかもわからない、ヒトとのかかわりでトラブルばかりになってくる、ひとつの所に長くいると、どうしてもこうなる、昔から、苦しい。殆どない職種だから、これがなくなったら、もう、ないから、今のうちに、その後、一人でやっていけるように、頑張っときなさい、そうカノジョにいわれて、そして、他のヒトが辞めていっていなくなり、やる事が増えていく中で、がんばった
当然、がんばりすぎるから、その分余計に“所得”というものが増える、仕事“時間”が、長くなるから。
それでも、やりきれない。でも、仕方が無い、仕事がなくても、生きるという仕事を続けるようにというから。でも、仕事がないと、部屋を貸してくれるところは無いって。
がんばっても、イミがない、借りるときには、仕事がないから。しかも、あの書類は、このためにがんばったために、所得があるから、認めないって、ガンバレで、頑張って、それが原で、“認めない”
それでも、まだ、ガンバル意味が、見えない、ただ、めいわくを、掛けていくだけ、それが、苦しさに更に苦しくなる がんばってと 生きるためにと 苦しくなるほど、生きる、を、なくしていく、矛盾
せんせい、ワーカーさん、ありがとう・・・

【コメント】(琴)

   自立支援法、意味が分からない。日本語で書いてあるのに、内容が全く頭に入らない。
  いきなりだった、書類が届く、わたしの手元。泣いた、一生懸命働く、がんばることが、助けてもらえる手がなくなる、そういう引導みたいで泣いた。
  “トウダ”するんだって、財政を圧迫するから、“人為 倒駄”するんだって…。
  もう数年たつのに、わたしには、まだ、この法律の役目がさっぱりわからなくて、使えないままでいる。
(2008年7月 記)

【菫注釈】

  この件(自立支援法発足)については非常に分かりにくい書類ということもあり、 琴子さんの誤解を招いてしまっていたようです。所得のある人には保険料の補助が大幅になくなると受け取ったらしく、 3人で会って書類を確認したところ、実際には自己負担は微増程度であることが分かり、 送られた当初のパニックについては安心したようです。

  ただ、その後十分活用できているわけではなく、障がいを持つ人にも分かるような、十分な説明が必要だとは感じています。 (2008年7月 菫)


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