“会議はオドル”  05/1/16


会議は踊る
そういう一行があった

たくさんの
無意味な地図の線で仕切った地域
ほしい場所を取り合って引いた線
国境という名前で呼ばれている
人でなく欲で引かれた線の代表達の話し合い
そのひとつで
歴史という時間の帳面に
地球という名の
日記の一行に
書かれたヒトツノコトバ

“会議は踊る”

ある大きな出来事への
有名な
その会議への
ヒトツノコトバ

踊る会議たち
その後も踊る会議はたくさんあふれていつも踊っている
隠れて眠っている人 小さくしている人
たくさん躍らせることを楽しむ人
問題はいつも踊っている
中継の中画面の中で眠る事がシゴトの人が沢山写る
繰り返したくさんのおなじもの 違う議題のものの会議たち
たくさんの会議の中
これらは歴史という名前の一行に書かれるのだろうね
でも大事なことがかかれない
たった一行にどれだけのものがあったろうか とは

ただひとつ
書かれる事は
地球の刻んだ歴史という名の日記のひとつに書かれる出来事は
何時何処で何の会議
その結果
その出席者

踊る踊る
会議は踊る
でも
書かれる事の無い踊り
会議は“踊らない”

踊るのは
いつもどんな物でも
それに出た人の“周り”
まずその人の伝える事に聞いた人が“踊り”
さらに
ひとつに物指しで決められた
おかしな基準で決まったピラミッドの下へ
そして
下へ行くほど
踊りは大きくなる
最初はわからないほどでも
最後に伝わるところは
狂いそうなまでに踊らされる
たった一つのことで
ただ誰かが決めた
物指しの下にされたというだけで
生死をかけた
“踊り”を“踊る”

会議は踊る

その一行に
どれだけのヒトが
どれだけの有機物も無機物も
どれだけの“踊り”をして
そして
どれだけ“消えて”いったのか

何処にも書かれない

書かれるのはいつも
ただ
会議
ただ
それだけ
それが決めた事と
それを決めた人たちだけ

そうしてまた
日記の頁は進んでいく

・・・後何枚で
その一冊は
終わるのだろう・・・

踊りが多くなっていく
この時代の中で


<日記>06年01月頃

またはじまる、はじまる、こわい 新しい会議で、新しいことが…

【コメント】(琴)

   いろんな、会議が、沢山、繰り返し起きて、沢山、決定、そして、また、すぐに、次へ
決めた人たち、その人たちも、良くわからないまま、進んで、決まって逝く、その中、自立支援、法。めまぐるしく変わって、めまぐるしく、決まって。
  でも、決める人たちは、其処では、出席して、日記に刻まれる。でもそのために、沢山決まって沢山一度決めてはまた変わっていくことに、そのたびに、沢山、走り回るのは、いつも、その人たちとは、遠くはなれた、一番最後の、伝わる、“一般”と言う人。

  ひとつの、決定、それで、たくさん、踊って、どれだけの人が、疲れて、倒れて、どこで踊らされて倒れていくのかは、それだけ振り回されてシラナイウチニ追い詰められて、倒駄―選別、消されて逝ったかは、何も、残らない、知らないまま、ただ、過ぎていく。
  ひとつのことの、後ろで起きる
  たくさんの
  数え切れない
  踊る に そえて
(2006年01月 記)


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