見えない星のある宇宙へ  6/10/6


たくさん星があって
それを包む宇宙

見える星と見えない星
光の波長が違うから
輝き方が違うから
あるいは
強い光の星の中
まぎれて見えなくなってしまった
そして
もう輝くこと
疲れていったためのもの

見えない星
あるのに
包む宇宙は
見つけられない
これらを
見つけて居場所をくれる宇宙
星たちは探す

波長が違う
明るさが違う
光にまぎれる

ひとつの見方が法則の中
別のほうから
見ることを知る宇宙はどこに
宇宙は
星たちの
生みの“親”


親を肯定するならば
おのずと自分の否定が生じる

探している波長が違うから
わたしが間違えたからいけないんだ
それだけのことなんだ

自分を肯定するものならば
親を惑わせ
後ろ指さす世間様
たくさんの知っている波長の星がたくさんで
それで当たり前

モウココニイルノニ
コノナカニイルノニ
ドウシテ
チカイコト
ハチョウガチガウ
スレチガイ
ドウシテモ
チカイホド
ヒズミハオオキクナッテイクモノ

ひとつ立てれば一方立たず
近い同士が中がいい
そんな規則は成り立たない
日本と朝鮮中国は
はるか遠くのアメリカより他人

近くなるには距離がいる
距離が無ければ近くない

“絵”は
数歩離れて距離を持って
そうしてみるときが一番感じることができる

“近い”から
距離を近くするべきなんて
法則は無い
どこにも無い
そしてそんな
保証も無い


波長の違う
光らない星
それをまだ星であるといってくれるのならば 
奇跡的に宇宙の中にあるもうひとつの
見えない星でも包んでいる宇宙の銀河
銀河が無ければ星は居場所の無い迷子
新しい宇宙を作る 
見えない星を見つけて集めていく宇宙は
あったかいだろうか
わたしはそれを 
しることができるだろうか

向かい風はいつも厳しい
それでも進む
見えない星を
それは無いから無いとする宇宙の中で
新しく包む宇宙を作る

願いがどうか 
その手の中に 
掴み取ることができますように
見えない星の
見えない宇宙へ


<日記>06年10月ごろ

ああ、みんな、助かったんだ、また、わたしだけが残されることにならなかったんだ。本当に、みんなの分、わたしに集中して、わたしが死んでしまえば、こんなにみんなに迷惑をかけずに済んだのに。いきていればいるほど、こんなことばかりで、迷惑をかけ、傷つけ、償いだけが増えていく。
あるのは、その精神的苦痛とそれを起こしたことによる絶望と苦痛。希望を持たなければ絶望は無いはず。いつでもどこでも何が絶望になるかわからないくらいある。それがたくさん待っている
雨だった。やんだり、少し降ったり。家にいると、きっと、何かしでかしてしまう、昨日のように、何一つできずにいるだろう。早く、少しでもはやく、色を進めて終わらせなければいけないのに。小雨だけど、一日、山へ歩きに行ったり、図書館まで自転車で行ったりした。そこで、少しでも・・・確かに進んだ。でも。1時間、あまり眠っていなかったのか、眠ったようで、時計を見ると、そんなに過ぎていた。時間になったので、小雨だけど、どうでもよい、もどろう。手を、伸べてくれる人。声が、聞きたかった。わたしが話すことばはでない、ダカラ、声をかけ続けてくれる、その声がほしくて仕方がなかった。声は無い・・・
そしてまた言葉を聴く
この先、日給月給時給の仕事で 動けなかったらそれでおしまい収入は休んだらなくなるもの
仕事はどうするの ここばかりで無く他もしないと先のこと考えてるの 家賃だけは出て行くんだし
そうやって言う人は いつも住む場所の心配が無くなった人
親の持ち家の一部 離れ、貸し家、アパート 将来相続 そこに住む
結婚 働くことができなくても 他に働いて場所を確保が可能な人
どちらも持たないわたしと 他にどんな仕事も断られるか人という困難にぶつかって壊れるか 最後の手段の結婚も不可能となるわたしにそれを言われても
説明してもわからない タダ答えは あっても“だれでもおおかれすくなかれ”
何を言われても飲み込むだけで それで終わることが今
風が強い。

【コメント】(琴)

 宇宙にはまだ見えない星がいっぱい 光るばかりが星じゃあないの
 光を発しない星もあるはず それでも星なの、星の数に入れてください
 銀河はそんな星もみんなひっくるめてすべてを包んでくれる存在
 わたしもそれに
 出会えるだろうか
(2010年8月記)


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